梅雨のさなかに

暑い日が続いています。

皆様お元気でしょうか?

私は、6月には、ピアノの弾きあい会があったり、コンサートを見に行ったり、忙しく過ごしました。

それで、勝手に、お休みすることもありましたので、ご迷惑おかけすることもあったかもしれません。

梅雨の時期で、暑いうえ、湿気が強くて、ジメジメと体にまとわりつくような東京の夏は、時として耐え難いのですが、エアコンのおかげで、気持ちよく過ごすことができます。

大学時代は、北海道の札幌で過ごしていたので、夏は、東京ほど、暑くなく、良かったなあと思いだすことがあります。

この時期の湿気の多さは、耐えがたいので、北海道に、また行きたくなります。

去年は、そういえば行きましたね。

7月に入って、レセプト書きと提出も終わって、やっと、暇になりました。

ピアノの発表会の曲も、フルートの発表会の曲も最近決まって、できないことの沼に嵌る毎日、自分のできないことに、向き合うのは、厳しいけれども、楽しくもあるのは、マゾっ気あるってことでしょうかね。

あんまり、テレビも映画も見ないのですが、今日は、「ラ・マンチャの男」というDVDを見ました。

高校時代の友人で、メールをやりとりしている人が、このドラマの日本公演を何回も見ていて、好きであるという話を聞き、まったく、それを見たことのない私は、どういう物語なのかと思って、見たかったのです。

レ・ミゼラブル以来といっていいくらい、涙する映画でした。

はじめは、なじめませんでしたが、次第に引き込まれていきます。

現実を受け入れるだけの人生ではなく、理想を追って生きるという生き方について、考えさせられました。

私も、どちらかというと、理想を追って生きることを選択しているほうなので、変り者ですから、最後のところで、鏡を見せられて、ドン・キホーテが倒れるシーンは、きついなあと思いました。

まあ、人生の終わりはそう遠くないと思いますので、このところ、どういう生き方をして、最後を迎えるのかと、考えないではないですが、自分の人生は、今のところ、これでいいと思いたいです。

やれるところまで、自分がやれることを、試しぬいたとそう思って、死んでいけると信じています。

「わが人生に、悔いなし」と、生前語っていた友人がいましたが、そういうふうでありたいですね。

コスモスデンタルクリニック 院長 奥田美保子